日本共産党
川崎市議会議員

赤石ひろ子

ブログ
2019年11月3日

さんぽみち―地域での活動、日々雑感―

重度障がい者の暮らしをみつめて。市議団主催『道草 みちくさ』上映会

 11月2日、「エポックなかはら」大会議室で開催された、映画『道草 みちくさ』上映会には100名近くが参加しました。
 『道草 みちくさ』は重度の知的・精神障がい者がヘルパー(介護者)付きで一人暮らしをする日々を描いたドキュメンタリー映画です。
 2014年に重度訪問介護制度の対象が拡大され、重度の知的・精神障がい者もヘルパー付きで一人暮らしができる可能性が広がりました。いっぽうで、2016年には相模原市で、衝撃的な「津久井やまゆり園」の大量殺傷事件が起きました。
 ジグザクに歩いたり、立ち止まったり、電車にずっと見入る、タンポポの綿毛を気の向くままに飛ばし続ける。すんなり、まっすぐには歩かない。そんな生き方は、その障がい者の人生そのものなのであり、だれかが是非や価値を問うものではないのではないでしょうか。
 ヘルパーたちは、彼らをありのままに受け止め、そして、あるときは諭し、励まし、叱り、慰める。宍戸大裕監督は、重度の知的障がい者と自立生活をサポートするヘルパーの日常を、淡々と、ほのぼのとフィルムに収めています。
 じっと観ていると、彼らの喜怒哀楽にもきちんと理由があるのだと理解できます。彼らなりのサインで一所懸命に伝えようとしている。その方法や程度は違っても、喜怒哀楽しながら生きていく様は私と何ら変わらないではないか。だったら、やはり彼らは、特別な場所に隔離されるべきではないと思うのです。そして私たちは、街は、社会は、彼らの小さなサインにも気づけるようなあたたかさと、ゆとりを持たねばならないのでは。
 そんな思いで鑑賞した95分間でした。
 映画の後は、川崎市初の重度障がい者「グループホームなかよしの家」を立ち上げた、松澤美也さんの講演でした。重度障がいの娘さんとの26年間を振り返り、自宅の1階で生活介護事業所を開所、そしてグループホームへと夢を次々と実現させます。私も障がいのある子どもの親ですが、親は自分が亡き後のわが子の人生を考えない日はありません。そして福祉事業所やグループホームが、そんな親たちの思いや願いによって創設されていくケースが多い。しかし、松澤美也さんしかり、それは並大抵のことではありません。まずは情熱でしょうが、経済力、経営力、医療介護の専門知識 etc.様々な条件がクリアされて初めて夢は叶うのです。
 障がいのある人もない人も、だれもが安心して暮らせる社会の土台作りは国や自治体が本来整えるべきインフラだと思いますが、せめて、様々ある課題のいくつかだけでも行政でもっとサポートすべきではないでしょうか。


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