さんぽみち―地域での活動、日々雑感―
多摩区総合防災訓練を視察。@東生田小学校
11月3日、川崎市立東生田小学校で開催の多摩区総合防災訓練を視察しました。多摩区では下布田小学校に次いで2回目の開催です。
多摩区でも350棟が浸水するなど大きな被害をもたらした台風19号では、東生田小学校に180名の方が避難しました。
そんな直後の防災訓練で防災意識が高まったためか、多くの人、とりわけ子どもたちの参加が多かったように見受けました。
体育館には、東生田小学校の4年生による防災発表が展示されていました。子どもたちが作成した段ボールベッドや簡易ブランケットは、実際に使い心地を試して、何段階もの改良が加えられ、グレードアップしたものだそうです。なかなかの出来栄えでした。
台風19号の被害状況などもさっそく写真やマップで報告され、みんな真剣に記事を読んでいました。
また、防災科学技術研究所による科学実験教室(ナダレンジャー)がおもしろおかしく、暴風雨や地震などのメカニズムをコントで紹介。突風の威力、建物の形状と地震の揺れの相関関係、落石のよけ方など、役立つ知識が盛り込まれ、これには子どもたちだけでなく、おとなまでもが大歓声、大拍手。
校庭では、ロープワーク、バケツ消火、浸水歩行体験、土のう作りなど、防災に関係したチャレンジ体験コーナーが設けられ、大勢の方が取り組んでいました。
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今回の台風被害で、改めて問われる川崎市の防災対策。想定外の災害にどう対応すべきか、大きな課題です。
東生田小学校は以前から「防災」をテーマにした特別授業に取り組んできたとのことですが、私たちの毎日の暮らしのなかにも防災意識を根付かせることが大切だと感じました。