日本共産党
前川崎市議会議員(多摩区)

赤石ひろ子

ブログ
2019年12月13日

市議会活動REPORT

台風第19号浸水被害の対応について質問しました。(2019年川崎市議会第5回定例会)

質問する赤石ひろ子市議

★堰1、2丁目地区
 多摩区堰1、2丁目では宇奈根排水樋管からの逆流で、一部床上を含む約22ヘクタールが浸水。排水樋管に近く標高が低い向の丘工業高校周辺では水深約95センチ、標高が高いところでも水深65センチ浸水し、多くの家屋や自動車が泥水につかりました。11月21日に久地小学校で開催された上下水道局による住民説明会での配布資料には、宇奈根排水樋管に通じる堰排水区の雨水幹線が3本記されていましたが、浸水被害を示した別図には堰1号雨水幹線しか記載がなく、説明もほかの雨水幹線には言及しませんでした。「なぜか」と質したところ、堰1号、堰2号雨水幹線は下水道として上下水道局が管理し、堰3号雨水幹線は現在、既存の水路で道路公園センターの管轄とのことでした。つまり、一部の雨水幹線は下水道としては未整備ということになります。
 では、下水道としては、今後いつ、どのように整備されるのか尋ねたところ
   
★答弁は
 「堰3号雨水幹線についての御質問でございますが、下水道施設としての雨水幹線の整備には、多くの時間と費用を要することから、既存水路が下水道計画上の排水能力を満たしている場合には、当該水路をそのまま雨水幹線に位置づけて運用しているところでございます。堰3号雨水幹線につきましても、同様の取り扱いをしているものでございまして、今後につきましても、雨水排水施設として道路公園センターと連携し、適切な運用に努めてまいります。」
 とのことでした。つまり、下水道としては当分整備しないとのことでした。
 しかも、道路公園センターが管理する水路(堰3号雨水幹線)には、住民説明会参加者から、水路の一部に写真のような開口部があり、そこから泥水が噴出していたという報告がありました。これは重大な事実です。暗渠化されていない部分はU字溝にコンクリートの蓋が載せられているだけで、この部分からも泥水があふれ出したとのことです。付近にお住まいで、床上浸水された被災者は「この部分が開いている必要性はない。ゴミの投棄もあるし、夏場は虫がわくなど不衛生だ。早急に閉じてほしい」と訴えています。開口部はただちに塞ぐべきと質しました。
   
★答弁は
 「水路開口部の閉塞についての御質問でございますが、堰雨水幹線に多摩区堰2丁目で合流する水路の接続部付近の開口部についてでございますが、雨水の噴出が確認されたことを踏まえ、水路を管理している多摩区役所道路公園センターと、来年の出水期までの対策の実施に向け、調整を行っております。」
 とのことでした。出水期までに開口部の閉塞工事をするとのことですが、スピード感ある対応を求めました。そして、これはあくまで当面の措置であり、将来的にはきちんとした雨水幹線として整備すべきと意見を述べました。
 今回のことで、川崎市の縦割り行政のまずさが露呈されたと思っています。下水道であれ、水路であれ、同じ宇奈根排水樋管に雨水が排水されていくのです。被災された住民にとってはどこの管理であろうが、関係のないことです。今後は、関係局でしっかり情報共有し、災害対応も連携して行うべきことを要望しました。



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