ステイホームを愉しむ、家しごと。
<1> BAKED CAKE,CAKE,CAKE!
地域によっては一部規制緩和があるものの、川崎市における緊急事態宣言はもうしばらく続きそうです。
5月臨時議会目前のGWは、ひたすら「ステイホーム」。
部屋にこもり、電話での聞き取りや原稿書きの日々であります。遅すぎるコロナ対策への怒りを文字に換えながら悶々と。
しかし、こんなときだからこそ、ふだんできなかったことをやる! と決めて、あれやこれやと始めてみます。
今日は、古いレシピノートを引っ張り出して、パウンドケーキを焼きました。
パウンドケーキは、バター、小麦粉、砂糖、卵を同量配分(各1ポンド)で焼くのが、その名の由来ですが、私のお気に入りは、あるフレンチレストランのレシピで、小麦粉少なめ、代わりにアーモンド・パウダーをふんだんに加えます。かつて雑誌で紹介したのは、フランボワーズ(ラズベリー)のケーキでした。ラズベリー特有の酸味と粒ツブ感がアクセントで後味もさっぱりしています。当時小学1年生だった息子のために何度も焼いたケーキです。
定番フランボワーズのほか、バナナ&くるみ、ズッキーニ&ミックス・ナッツでもチャレンジしてみました。
バナナは粘度の高いモンキー・バナナをフォークで潰し、ラム酒をきかせて。生クリームを絞って添えて。ズッキーニはすりおろして混ぜると。ほのかなグリーン色に焼きあがりました。ラタトゥユで使った残りを見事に使い切りました。
長い外出自粛期間、手作りおやつを作るご家庭も多いのか、スーパー・マーケットの製菓材料コーナーは欠品が目立っています。
料理は科学で、芸術で、文化で、コミュニケーションで、栄養学でと、じつに多くのことを楽しく学べる教材だと思います。
休校で焦る気持ちもあるでしょうが、手づくりおやつをお子さんと一緒に作って、味わって、心の元気をキープしてほしいと思います。
おしゃべりをしている間に、まあ、どっさり焼けてしまいました。
冷凍保存がきくので、「くらしの相談室」スタッフのブレイク・タイムに少しずつ食べてもらうことにしましょう。