2020年5月4日
ステイホームを愉しむ、家しごと。
<2>『日本国憲法』読み直し
5月3日の憲法記念日は、例年ならば、登戸第1公園(通称=三角公園)で憲法集会に参加し、ピースパレードで民家園通りを歩きます。
しかし、今年はコロナの影響で早々と中止が決定され、熱中症の心配をすることもなく終わりました。
で、家で『日本国憲法』を読み直しました。
厚さ5ミリ程度の文庫版には、宿河原の福祉事業所の人たちが製作・販売する手織りのブックカバーをかけています。
赤系のグラデーションが美しく、バッグの中でもすぐに探し出すことができます。
私にとってこの一冊は、駅頭や街頭演説の際のお守りのようなものです。心が少し折れそうになったときに、ときどき開いて元気をもらいます。
「第9条=日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
この毅然とした文章が好きです。青空の下、声高らかに朗読したくなります。
第9条は、2015年の「戦争法」(安保法制)の成立によって、いっそう身近な条文になりました。第13条など、ほかにも好きな条文はありますが、私の原点はやはり、この第9条にあります。
昨日の憲法記念日。ところが改憲派の集会での、コロナ禍にかこつけた安倍首相の(ビデオでの)改憲メッセージ、断じて許せません。